小さい頃、特に行きたくもなかったのに母親に絵画教室に連れていかれました。
そんな栞子、名画のことは原田マハさんに教えてもらってるような気がします。
ルソーという人は全く知らなかったけど、おもしろかったです。
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そして、何の絵だったか忘れたけど、りんごだったのかなー、描かされました。
そしたら横にいた母が「そんな色じゃないでしょ!もっとよく見て描きなさい!」と言ったのです。
たぶん、小さい栞子は見たまま、感じたままを描いたのだと思うけど。
何色にしたのか、そんなことは忘れたけど、とにかく母の言葉だけは記憶に残ってます。
それ以来絵がトラウマで、描くのはもちろん絵画展などを見にいくこともほとんどありませんでした。
ところが、前の職場で出会った友人が絵を描くのが趣味で、時々展覧会にも誘われて行くようになったんです。
そんな栞子、名画のことは原田マハさんに教えてもらってるような気がします。
ゴッホと言われても「ひまわり」か「自画像」ぐらいしか知らなかったけど、たゆたえども沈まず は、物語に出てくる彼の絵をネットで調べながら読みました。
表紙になっている「星月夜」がとっても好きです。
さて、今回読んだのは 楽園のカンヴァス。
アンリ・ルソーの「夢」を題材にしたお話です。
アンリ・ルソーの「夢」を題材にしたお話です。
ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに篭めた想いとは―。
(Amazon「内容紹介」より)
ルソーという人は全く知らなかったけど、おもしろかったです。
この前に読んだ原田さんの作品が 暗幕のゲルニカ だったので、ピカソが出てきたのも興味深かったし。
ストーリーも楽しめました。
ティムと織絵が読む7章の古書にも入り込んでしまいました。
ティムと織絵が読む7章の古書にも入り込んでしまいました。
ラストも清々しくてよかったです。
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