以前の職場の同僚が昨日の夜突然 明日ランチしない? と言ってきた。

そういえば、数週間前に 何日前までに連絡したら年休取れるの?と訊かれたので、当日の朝でも大丈夫だよー と返事していたのだった。

正直、今週既に1日年休取ってる身としては、今日急に申請するのは言いにくいなーとも思ったのだけど、その気持ちはスルーしてちゃっかり半日年休をいただいたというわけだ。



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<雨の中 久しぶりに駅から職場まで歩こうとした途端ハナミズキの実が目に飛び込んできた>


彼女は同い年ですごくパキパキ仕事する人。
前職で、まだそれほど親しくなかったときに、もらった給料明細を栞子さんに渡して「わたし、老眼で見えないから見て」と言ったのだ。
えー、わたしが見ていいの? と言いつつ見せてもらったのだけど、驚くべき額だった。

栞子さんたちの仕事は簡単に言うとコールセンターでの受注のようなものだったのだけど、高額品が売れるとインセンティブがつく。

栞子さんは、できるだけたくさん稼がなければならない身の上だったにもかかわらず、時給分だけもらえればいいや、営業とかできないし という気持ちだった。

それが、彼女のインセンティブは労働時間はほぼ同じなのに、栞子さんの2倍以上あったのだ。
衝撃だった。
同じくらいの労働時間で、受付件数もそれほど変わらないのに、もらえる額にこんなにも差がつくのかと。

それ以来、栞子さんも苦手な営業トークを磨いてお客様によりよいものを勧奨する努力をし、彼女と同じ額を目指して頑張り、わたしたちの仲は随分と近くなった。

なぜ彼女はわたしに明細を見せたのか。
後から聞いたことだけど、頑張ればこれだけ稼げるのだから、もっと欲を出してほしかった、そしてセンターの成績向上に貢献してほしかったと言っていた。

それから1年後ぐらいに栞子さんは受付の現場を離れて監督業務に就いたので、結局彼女の営業成績に追いつくことはできなかったのだけど。


子育ても終わって、50過ぎて知り合った人と何でも話せる関係になるのはなかなか難しい気がしてたけど、彼女とは性格は違うけど興味の対象が似てるのか、本音でいろんな話ができる。
音楽のこと、絵のこと、本のこと、旅のこと、写真のこと。
家族のこと(愚痴)とか、ちょっと人の悪口とか。

そしてテレビドラマの話をバカバカしく、しかも本気であーだこーだ言える唯一の友人かもしれない。
なぜか栞子さんのまわりにはドラマを見ない人が多いので。
ドラマの好みは全く違うんだけど、お互い違うところを受け入れて面白がれる。

あとはやっぱりいつまで仕事する?って話になるよねぃ。

2人で4時間しゃべりたおして別れた。
普段喋らないから顎が疲れた。
楽しかった。
なんだか、いつも以上に大切な友人だなーと思った。





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