子どもが小さかった頃は毎年のように、夏は家族で旅行してたのよ。

でも、その旅行は栞子が行きたいところだったわけじゃないし、日程も子どもたちの父親が3日前ぐらいになって思い立ったように言い出すので、はぁ?って気分よ。

家でピアノ教室やってる身としては、急にレッスン休みますって全生徒に連絡しないといけないわけだし。
すごく嫌だった。

それに加えて、旅行の準備は全部栞子の仕事だし。
例えばキャンプにしても、テント張るのも主にわたし。
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忘れもしないのは初めてのキャンプ。
オッサンは川に魚釣りに行っていつまで経っても帰ってこず、真っ暗になってからカレーを食べたという悲惨な思い出。

しかもだよ、次の年は前年の反省から、暗くならないうちに夕ご飯を食べなきゃダメだって言ってたのに、また前の年と同じ轍を踏む羽目に。
学習能力ないんかい!

そして、家に帰ってからの片付けや洗濯とかも全部わたしだ。
旅行なんて大変なだけだと思ってた。

おまけにいかにも「連れて行ってやった」的雰囲気を醸し出す。

また忘れもしないのは、旅行から帰った後の大量の洗濯物を夜遅くなって畳んでいた時だ。
洗濯物を畳みながら「コーヒー飲みたいんだけど、淹れてくれない?」と滅多に言わないことを言ったのよ。
 
すると「は?旅行に連れて行ってやったのに、なんで俺がそんなことしなアカンねん」という驚くべき言葉が返ってきた。

その時、密かに「誰も連れて行ってくれなんて頼んでない。もう二度と行くもんか」と誓ったのだった。
実際、それ以来行ってない。


今なら子どもたちがそれぞれ独立して、費用の面でも自分のことは自分で賄えるし、みんなが行きたいと思う所へ行けるようになったもの。
わたしはわたしの面倒だけ見ればいい。

娘とはチョコチョコいろんな所に行ったけど、なかなか4人揃うことがないから1回みんなで旅行したいのよ。
実家でみんなが揃っても、栞子は用事が増えるだけだしね。

本音は子ども3人がお金出し合って「お母さん、沖縄に連れて行ってあげるよ」なーんて言ってくれるとすっごく嬉しいけど、ま、そこまでは望まないことにするわ。

行けるといいなー。




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