昨日読み終えた本のはなしだけど、なんといってもタイトルと表紙を見て、遠い遠い昔の記憶が呼び起こされたのよ。
昔、小学生の頃はしょっちゅう母の実家である田舎に行っていて、長い休みはほとんどそこで過ごしていた。
ま、田舎度としては、今住んでるところと同じくらいなんだけど、その頃市街の中心部に住んでた栞子にとって、母の実家は見事な田舎だった。
母は家で仕事をしていたので栞子がいない方が仕事がはかどるってことで、簡単に言うと厄介払いされてたわけだ。
栞子は栞子で、とってもおおらかな叔母が好きで、母と過ごすよりもよほど気楽だったから喜んで行っていた。
田舎の家の窓からは、何しろ半世紀以上も前の事だもの、高い建物も一切なく当時の国鉄が通るのがよく見えたのよ。
日が暮れてから中連窓の敷居に座って、電車が通るのを見るのが好きだったなー。
それこそ、「四角い光の連なり」が見えなくなるまでボーッと眺めてたのを思い出したわ。
あと、高架下あたりで盆踊りがあったんだけど、その最中も提灯の灯りでぼんやりと明るい広場のそばを、もっと明るい光が連なって流れていく、その光景を見るのも好きだったんだー。
ノスタルジー・・・。
はじめまして、越谷オサムさん。
この作品は5つのエピソードから成る短編集だ。
どの話も、もちろん電車にまつわる話で、表紙から想像するに四角い光の連なりを外から眺めるような話かと思ったけど、どっちかというと乗る人々の話だったわ。
「名島橋貨物列車クラブ」は、小学生の颯太が書いた作文という体だ。
颯太とその友達で少し特性のある累人、そして中学受験勉強中の女子萌香の3人が毎日鉄橋を渡る貨物列車を見にいくという話で、一番興味深かったかな。
どの話もふんわり、ほのぼのとしてて優しい気持ちになれたよ。
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