数日前、同居次男が「実はなー」と話しかけてきた。
一緒に暮らしてても、あんまり彼から話しかけてくることはなく、栞子がひとりで喋って彼はたぶん聞いてないと思うけど、とりあえず相槌を打つという状況が常だ。
まぁ、私と母とおんなじような感じだね。
親と子って、どこもそんな感じなのかしら。
で、次男の話というのが
母の日だから、たまには何かあげようかなと思ってヤマダ電機に行ってビストロ買おうと思ったんよ。
え〜〜、ビストロ! そういえばちょっと前にテレビでやってて、「あのトースター欲しいんよ」と言ったような記憶があるわ。
トースターでパンが変わるん?と言う彼に、いかに美味しいトーストができるかを力説したような気もする。
特に、我が家は食パンを冷凍してるので、それがどんなにうまく焼けるのか(実際経験したことはないけど)、見聞きした情報を喋りまくった気がする。
バルミューダのが出た時に欲しいと思って、ポイントサイトでポイント貯めてたけど、いきなりその企画が終わって買えなかった話もしたと思う。
チョー感激! あんな高いもの、いいの? ステキやわ、次男!
で、そのあと彼が続けるには
「これくださいって言うたら、在庫がなくて90日待ちですと言われたから、それじゃあ母の日のプレゼントにならんと思ってやめたわ」というオチだった。
なんだ。90日後でもよかったのに。
ビストロがなければバルミューダでも全然よかったのに。
ま、それは口には出さず、次男がそういう気持ちを持ってくれたことに感謝しよう。