「別にそんなに幸せになろうとしなくていいのよ。・・・少しくらい不幸でいい。思い通りにはならないものよ。」(p.477)
 
この物語のエピローグで、主人公である都が結婚する娘に対して言った言葉だ。
自転しながら公転する
山本文緒
新潮社
2020-09-28

 
プロローグとエピローグは単行本化にあたって書き下ろされたものだそうだ。
どういう意図で書き加えられたのかしら。栞子的にはなくてもよかったんじゃないかと思うんだけど。
本編だけで終わってた方が、想像が広がってよかった気がするなー。 


30歳を過ぎた都は、更年期障害の母を看病するためそれまで勤めていたアパレル会社を辞め、地元のアウトレットショップで働いていた。
同じモールの寿司屋で働く貫一と出会って付き合うことになるのだが、彼がどういう人間なのか、何を考えているのかよくわからず、先が見えないままだ。


正直なところ、登場人物の誰にも1ミリも共感できなかったんだけど、先が気になってどんどん読み進んだのは、作者の文章の力だろうか。

おばちゃんは都にイライラしていた。
なぜ自分で決めないのか、なぜそんな浅薄な考えでボランティア活動に参加するのか、なぜ自分の物差しで人を測ろうとするのか…。
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<今年はキミのことを気にかけていたよ。ちゃんと咲いてくれてよかった>


実は、結構入りこんで読んだわりに読後感はあまりいいとは言えなかったのよ。
なんとなく鬱々としてるというか、爽やかさに欠けるというか…。
ハッピーエンドっぽいのに晴れ晴れとしない。 

まぁ、「少しくらい不幸でいい」ということなのかな。
でも、本人が「自分は少し不幸」と思ってる状況って、本当にそれでいいのかしら。
 
思い通りにいかない=不幸ってこと?
ちょっとわからないなー。
申し訳ないけど、エピローグで興醒めしちゃった。 

主人公と同じくらいの年代の読者には共感するところが多かったのかもね。
お母さんが新しい目標を見つけて元気になったのはよかったと思うわ。


ちなみに、まだブログ村には入れてもらえないの
自分でもちょこっと調べてみたけど、他のブログリーダーなどではfeedは取得されてるみたいなので、おそらく村の事情なのかなと…。




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