前回の東京オリンピックももちろん知ってる。

小学3年生だった。
 

昔のことはほとんど忘れている栞子、この時も開会前後の様子は記憶にないんだけど、図書室に集まって地元の選手が出場してる水泳競技を見たことだけはよく覚えている。

その当時、学校に1台しかないテレビが（校長室にはもう1台あったのかもしれない）図書室に置いてあって、なぜわたしたちのクラスだったのかはわからないけど、みんなで体育座りをして見たのだった。

あれから57年ね〜。

やるのかやらないのか、辞任やら解任やら、グダグダの状況の中で迎えたこの日。

地方都市に住む栞子としては、反対とも賛成とも考えもなく、まぁ好きなようにしてくださいって気分で傍観しながら今日まで来たわけだ。

それでも、朝から過去のオリンピックの開会式の様子とか放送してると、なんだか感動しちゃうわー。

今日の開会式はどうなるんだろうね。

やっぱり日本国民としては、世界の笑いものになるのは嫌だもの、ちゃんと素敵な開会式になるといいなーと思う。

賛成派も反対派も、どっちでもいい派も、選手たちにはなんの罪もないのだし、むしろ気の毒なのは選手たちだし、始まれば試合に釘付けになって応援するだろう。

そんなこともないのかしら？

栞子は「オリンピック、どっちでもいいよ〜」と言いながらも、絶対テレビ見続ける気がする。単純だ。
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