去年は39冊止まりだったけど、今年は何冊読めるかな。
いや、別に去年の自分と競ってるわけではないんだけどね。
 
しかも、たくさん読んだからって読んでるうちに忘れるのだから、読むことに意味があるのかと疑いたくもなるのだけど。
まぁ、読まずにはいられないという習性だから…。
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<フェンス越しに、お隣の水仙>


さて、ことし最初の1冊は瀬尾まいこさん『その扉をたたく音』だ。
その扉をたたく音 (集英社文芸単行本)
瀬尾まいこ
集英社
2021-02-26


瀬尾まいこさんの小説は優しくて、最後は希望が見えて、いいなーと思う。


30歳を目前にしてミュージシャンへの夢を捨てきれず、仕事もせず親の仕送りで暮らしている宮路は、ある日余興のため介護施設に訪れ、そこで介護士の渡部が奏でるサックスの音に魅了される。
その後しばしば施設に通うようになり、入所者と触れ合ううち宮路の心に変化が起きる。


悪い人は出てこないあったかいお話だ。

生きていけばそのぶん、明日は一つ減り、また一つ減っていく。誰かと一緒にいられる明日。記憶に留めていられる明日。現実は予想以上に過酷だ。(P.180)


若い頃はこういうことを考えたこともなかった気がするけど、高齢者になった今、刺さるよねぃ。
自分の残された日々がどういうふうに減っていくのか…って、普段ノーテンキな栞子もたまにしみじみ考えたりするのよ。

って、考えても答えが出ないことはすぐ考えるのをやめるけどね。


宮路くんも渡部くんも一段ステップを上がって、前を向いて光に向かって歩いていく、そんな感じの終わり方だった。
泣けたわ。
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全く予備知識なく読んだのだけど、この作品は『あと少し、もう少し』のスピンオフだったみたいで、そこには介護士の渡部くんが中学生だった頃のことが描かれているらしい。渡部くんの過去を見てみたい。
またもう1つのスピンオフ『君が夏を走らせる』もぜひ読んでみたいわ。




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